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JAPAN WAY

 ラグビーが盛り上がっています。
 先日、海外出身選手の活躍に頼もしさを感じると書きましたが、南アフリカ戦とスコットランド戦を見ていて、いい仕事をしているなあ~と惚れ惚れする選手が2人います。
 1人はキャプテンのリーチ・マイケル選手。まだ彼が高校生だった時、花園ラグビー場でプレーする姿を見たことがあるのですが、あの選手がまさかこんなにも大きく成長するとは思ってもみないほどの活躍ぶりです。
 彼の魅力は、何と言っても地道さです。特にディフェンス面での献身的な動きは、チームにとってかなり助かっているはずです。大きな相手を、彼はほとんど前で倒しています。でかい選手がスピードに乗って突進してくる時ほど怖いものはありません。リーチ選手は、豊富な運動量と的確なコース取りによって、勢いに乗る前の相手をいち早く潰しています。彼がキャプテンに指名された理由は、まさにそこにあると私は見ています。
 もう1人は、ナンバーエイトのマフィ選手。彼はもう、すごいとしか言いようがありません。彼の体格や体力、それに突進力に目が行きがちですが、実はとても器用な選手です。昔のラグビーでは体の大きな選手には激突して突進することが期待されましたが、マフィ選手は突進だけでなく、ステップで相手をかわしたり、華麗なパスや、キックまでやってのけます。南アフリカ戦でのラストの感動的なトライも、実はマフィ選手の絶妙のパスがあってのことです。まさに、屈強なファンタジスタなのです。
 勝利の陰には、目には見えにくい献身的な支えがある、これがラグビーの醍醐味であり、(いや、これはラグビーだけではなく、日常生活も同じかもしれませんね・・・)その役割を海外出身選手もきっちりと果たしているところにこそ、今の日本代表の厚みがあるのだと思います。
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1人の時に想うこと

 私には数多くの「教え子」がいます。
 彼ら彼女らを想う時、私の場合は、充実した学校生活を送った生徒よりも、悩みや挫折を経験しながらも何とかやり抜いた生徒のことを優先的に思い出すようです。
 先日、ある女生徒のことを、ふと思い出しました。
 それは私が初めて担任を持ったクラスの生徒で、とても優秀な子でした。ただ、家が山深くにあって、経済事情により、市街地の進学校に通学することができませんでした。
 私の初任校といえば、今でこそすっかり落ち着いているようですが、当時はスクールウォーズばりに荒れていて、彼女はその中でじっと、自分の勉強に励んでいました。
 もちろん、優しい彼女はクラスメイトからも一目置かれる存在ではありましたが、やはりいろいろな悩みを抱え、何度か私に打ち明けてくれたりもしました。
 彼女は医療関係の専門学校に進学したかったのですが、経済状況から断念せざるをえず、結局福祉系の短大を出て、地元の施設で障がい者の介護職に就きました。
 就職して間もなく、山間の施設に彼女を訪ねました。高校時代と比べると、しっかりとした印象を受けましたが、やはりどこか不安げでした。入所者の方は学生のように卒業してゆくわけではない、ほとんどの場合、人生が終わるまで施設で一緒に生活することになる、その中で自分にできることは何なのか、自問自答しているようでした。
 先日、その施設のホームページを開いてみました。すると、その中に、運動会で入所者の方と2人3脚している彼女の姿がありました。今やしっかりとキャリアを重ねている彼女の笑顔には、深みが感じられました。
 与えられた場所でベストを尽くさなければならない。画面越しの彼女に励まされました。思えば、教え子から教わってばかりの私です・・・

SAKURAよ世界に咲き誇れ!

 ラグビーワールドカップで、日本代表が南アフリカに勝利したというニュースに、私も飛び上がりました。何せ私がラグビーをしていた頃の第3回大会では、日本は強豪ニュージーランド相手に17対145という歴史的大敗を喫し、その時優勝したのが、南アフリカでした。
 普段ラグビーを見ない人には、どれくらいすごいことかは伝わりにくいかもしれませんが、体格や体力が大きくものをいうラグビーでは、野球のリトルリーグのチームが、ここぞという大一番で、プロ野球の優勝チームに勝つくらいの値打ちがあると断言できます。
 さて、今回は、個人的に、海外出身選手の活躍に胸が熱くなりました。おそらく、サッカーやバレーの日本代表を応援している人にとってはちょっと違和感があるかもしれませんが、ラグビーは他のスポーツよりも外国人枠に柔軟性があります。サッカーのラモス選手のように帰化した選手以外にも、その国で継続3年以上の勤務経験があれば代表選手になれる資格があります。いかにもラグビーらしいルールだと思います。
 これはどのスポーツも同じことですが、スター選手を揃えたところでチームが強くなるわけではない、特に15人という集団スポーツの最多人数で行うラグビーは特に高いレベルでのチームワークが求められます。彼らは、そのために、想像を超えた努力を繰り返し、チームに忠誠を誓い、日本のために大和魂を宿らせたのです。
 海外出身選手の台頭よって、日本人選手も刺激を与えられ、チームとしてさらに強くなったはずです。今回の勝利は、すべての選手とコーチが日本を心から愛し、そのために誇りと自信が芽生えるまで徹底的に準備をし、そうして身体を張って戦い抜いたからこそのものです。日本人選手の活躍に期待するのは言うまでもありませんが、桜のジャージを着た海外出身選手に頼もしさを感じるのは、私だけでしょうか?

夏の終わりに(あるいは、秋の初めに)・・・

 9月も後半に入って、ようやく週休日に「休み」が取れるようになりました。
 これまで丸1日休むということがほとんどなかった私にとっては、どうも休日の過ごし方がぎこちない感じがします。
 ここ最近は、休日の天気がよかったので、近くの公園でランニングをしました。大きなアリーナと駐車場それからテニスコートの外周をぐるりと1周すると、ちょうど1キロになっています。その日の目標タイムを設定し、手に握ったストップウォッチで1周ごとに確認しながら走ります。
 ただ、久しく走っていない体で目標通りに走るのはなかなかうまくいきません。体が重く息が切れ、これまでなら楽にクリアできたはずのタイムで走るのに一苦労です。
 それで、1周ごとに走り方を工夫することになります。風向きや道の勾配を考えながら、体力を浪費しないようにペース配分をする、それでもクリアできない場合は、別の日に「走り直し」をします。同じ失敗をしないように、同じコースを目標タイムで走りきるために、もう1度リベンジするわけです。
 スムーズに足が出る日は、走りながらいろんなことを考えます。仕事のこと、人生のこと、あるいはほんの他愛のないこと。で、そういうことを考えているとペースが落ちてきて、慌ててスピードを上げたりします。
 そういえば、最近こんなことも考えました。この1度きりの人生には「走り直し」はできないな、と。人生には同じようなことが繰り返し現れるようで、実は、同じ時間は2度と戻ってこない、つまり、この人生でうまくいかなかったら次でリベンジするということはできないわけです。
 走りながら、そんな危機感に足が震えることがあります。

話が長い人

 先々週にイベントの打ち上げが行われ、それはずいぶんと豪華な立食パーティーだったのですが、そこでホテルオークラのシェフと話をする機会がありました。
 東京オリンピックに併せて、かの老舗ホテルも新装するということで、その間仕事がなくなったのだとシェフはぼやいていました。一般的な会社員なら定年を迎えている年齢に見えましたが、眼光は鋭く、ちょっと冗談が通じないようなオーラが漂っていました。
 私は、シェフが直々に取り分けてくれたローストポークを食べながら、いろいろな話を聞きました。「これからは中堅のリーダーの養成が欠かせない、なぜなら若い世代を育成するのは彼らの役割だからだ」とか「僕は東京では出せないような料理を作りたい、そのためにはこの土地のことをもっともっと好きにならなければいけない」とか、さらには、自分が作った料理1つ1つの説明を始め、気が付けば30分近くも話を聞いていました。
 私自身、話が長いとか、回りくどいとかよく注意されます。自分なりに気を付けようとはしているのですが、なかなか思うようにはいきません。口は災いの元と言うし、何より、忙しい他人の時間を奪ってはいけないという理屈は分かります。
 だからか、ここまで延々と持論を語る人とは久々に出会ったようでした。
 ホールの両端にはシェフが語った通りの料理が、ずらりと並べられていました。
 最初に地鶏のテリーヌを食べ、次に枝豆のムース、それから牛ほほ肉のワイン煮を食べ、最後にデザートのケーキも食べてみました。どれもおいしいことには違いなかったのですが、1つ1つの料理にシェフの顔がはっきりと浮かんできました。
 さすが、ホテルオークラだな、と思いました。

なつかしいよろこび

 10年以上前に、あるビジネスセミナーに参加した時、講師が「これからはインターネットショッピングが発達してバーチャルな商店街ができる時代になるから、今あるスーパーやデパートは消滅するだろう」と予言して、まさかそんなことはあるまいと内心信じていませんでしたが、いやいや、ほんとうに現実味を帯びてきました。
 今やこんな私でさえ、日用品や旅行それに服や靴など、大半のモノをネットショップで手に入れるようになりました。
 さて、先週、5年ぶりにシェーバーを買い替えようと、近所の家電量販店に足を運びました。ウエブサイトで事前調査をしていたのですが、田舎の店では品ぞろえも価格もとうていかないません。やっぱりインターネットで買おうかなと思いつつ、とりあえずそれぞれの製品を手に取って試し剃りをしてみました。
 すると、各社のホームページで書かれていることや、ユーザーからの口コミとは少し違う、実際の使い心地がよく分かりました。
 試し剃りで髭がほとんどなくなった頃、50代と思しき店員がすっと私の横に、何も言わずに寄って来ました。買い物をしているときに店員に声をかけられるのを好まない私ですが、その店員には親近感を感じ、思わずどの製品がお薦めかを尋ねたところ、試し剃りをしてみて私が感じたこととほぼ同じ説明が、丁寧に返ってきました。
 しかも、私が気に入った製品は来月から型落ちになり在庫処分ということで、定価2万5千円のところを1万円にまで値引いてくれる上に、5年間保証までついてきました。ネットショップの最安値をはるかに凌ぐ好条件に、即決断しました。
 おととい、今度はテレビを買おうとその店に立ち寄ると、店員は、「シェーバー、いかがでしたか?」と問いかけてきました。思わず「大満足ですよ」と声が弾みました。

時の曲がり角

 先日、おじさんのお見舞いに行きました。
 私には20人以上のおじさんとおばさんがいるのですが、この人はその中でもトップクラスの偏屈者です。私とは直接血はつながっているわけではありませんが、子供のころから、いろいろな想い出があります。
 おじさんは大工の棟梁で、私の実家も建ててもらい、30年以上経った今なおミシリともしないクオリティを保持しています。職人気質とでもいうのでしょうか、仕事場ではちょっとのことですぐにキレまくっていたので、おじさんの家に行くときにはいつもビクビクしていました。
 そんなツワモノですが、私がやっとのことで就職試験に合格した時には、意外にも涙を流して喜んでくれたのをよく覚えています。ああ、期待を裏切っちゃいけないな、と。
 ただ、おばさんが亡くなってからは、目に見えて元気がなくなっていき、脳の病気を患って起き上がることもできなくなり、病院での療養生活を余儀なくされていました。
 それが、このたび、海の見える特養に移ったということで、数年ぶりに顔を見たわけです。おじさんは前会った時よりもさらに痩せていて、ちょうど食事の介助をしてもらっていました。日本酒と焼き鳥をこよなく愛していた往時を想うと、胸が詰まりました。数々の立派な家を建ててきた手にも骨と血管が浮き出ていて、目の周りも頭蓋骨の輪郭がわかるほどにくぼみ、別人のように見えました。それでも、私の顔をまっすぐに見てきました。
「おじさんにはずいぶんと怒鳴られたなあ」と耳元で言って手を握ると、おじさんはにっこりと笑い、まぶたの奥からは涙がこぼれてきました。
 その手はとても温かく、これまで当たり前のように流れてきた時間がいとおしく感じられました・・・

オシャンティーについて

「食欲の秋」だからでしょうか、最近、無性に美味しいものが食べたくなります。
 大学生の時、フランス料理のレストランでアルバイトをしていたことがあって、かれこれ4年間働いたわけですが、そこのマスターからよく料理のヒントをもらったものです。
 当時は、店のメニューに載っているパスタや肉料理を真似して作っていました。もちろん、マスターの料理には遠く及ばないわけですが、学生アパートのいかにも貧相な調理器具を使って、どうにかして近づけてやろうと試行錯誤していた時代がありました。
 あの頃からすると、料理に対する考え方がずいぶんと変わってきたように思います。
 今のマイブームは、ずばり豚バラ。
 近所に地元の食材を扱うスーパーマーケットがあって、そこにはありとあらゆるモノが揃っているのですが、連日多くの客で賑わっています。ある夜にどうしても焼き鳥が食べたくなって足を運んだところ、地元で生産された美しい豚バラのブロックが目にとまりました。
 さっそく厚めに切ってフライパンで焼いてみると、肉汁があふれ出てきて、口に入れると、いつまでも噛んでいたいと思うほどの感動的な味わいでした。
 それ以来、このお店の豚バラを使っていろんな料理を試してみました。厚く焼いたものをふんだんにご飯にのせて焼き肉のたれをかけたり、細かく切ってコショウで炒めて野菜と一緒にコンソメスープにしたり・・・
 生産者が手間暇かけて作り上げた食材は、どんな料理にしても魅力を失うことがなく、口に入れるだけでこの上ない幸福感を与えてくれます。
 これならフランス料理のマスターにも「うまい」と言ってもらえるかなあと今さら思ったりします。

なぜ球児はヘッドスライディングをするのか?

 今年は例年になく、高校野球が盛り上がりました。早稲田実業の清宮選手のような怪物が久々に現れて、観客も選手たちも、ことのほか燃えたのかもしれません。
 清宮選手のお父さんはラグビー界ではひときわ有名な方で、大学・社会人ラグビーにおける大監督です。私も高校生の時の合宿で、臨時コーチとして指導を受けたことがあります。当時清宮監督は、早稲田大を卒業されたばかりの頃で、細かくメモをとりながら、丁寧に指導してくださったのを覚えています。
 根性主義が全盛の時代に、選手の個性を把握し、データ分析に基づいた新しい指導を志しておられたのでしょう、その緻密さは後に大きく開花し、日本のラグビーの進化に貢献したのはまちがいありません。
 さて、ラグビーだけではなく、野球の技術もずいぶんと進化しているようです。
 私のような一野球ファンには何がどう変わったのかはよくわかりませんが、技術や道具の進化はもちろんのこと、戦術やコーチングの理論も盛んになってきたのでしょう、つまりは「科学的」になってきたのです。侍ジャパンの国際試合などを見ると、日本の野球は緻密で合理的だなあと感心する場面がたくさんあります。
 ただ、今年の甲子園を見ていると、例年になく泥臭いゲームが増えたような気がするのは私だけでしょうか? ヘッドスライディングやダイビングキャッチ、それから本塁への果敢な走塁、そういうシーンが今でも記憶に焼き付いています。最新の指導法で育ってきた清宮選手も試合後には人目をはばからず泣いていました。
 いくら理論が進化しても、やはり最後は「心」なんだなと実感した夏でもありました。

普通の未来へ・・・

 職場の共用車リストにMIRAIが加わったという情報をある筋から入手しました。
 MIRAIと言えば、トヨタが開発した新世代燃料電池自動車で、水素を電気に変えて走るという超スーパーハイテク車です。価格は700万円オーバー!
 自他共に認める車好きの私は、さっそくコネクションを駆使して、いち早くこの車に乗ることに成功しました。
 地下の車庫に置いてあるブルーメタリックのMIRAIは思っていたよりも大きく、迫力があり、子供の頃、絵本の中で見た「未来の車」を彷彿させるデザインでした。
 本革張りのシートに腰を下ろし、説明書に従って電源を入れると、ハンドルとシートが電動で最適な場所に移動し、液晶モニターに車両の情報が鮮やかに表示されました。
 電気仕掛けのおもてなしを受けていささか恐縮しながら車をスタートさせると、MIRAIは「普通」に進み始めました。
 乗り心地はガソリン車と電気自動車のちょうど中間と言ったところでしょうか、程よく快適でした。それより、街中での注目度が高く、歩行者や対向車からの視線を常に感じ、誇らしいような照れくさいような、日頃は味わえない気分でのドライブでした。
 乗り心地は「普通」ですが、ガソリンではなく水素で走っているということと、何より有害ガスを一切排出しないという技術はものすごいことです。すべての車がガスを排出しなくなれば、地球はいつまでも青いままだろうなあ、と想像を巡らせました。
 仕事を終え、最新の水素ステーションで燃料を補充してから帰途につく頃には、周りから注目を浴びることにもだいぶ馴れたようでした。すごい技術とは、案外「普通」であることに感動させてくれるものかもしれません。
 MIRAIを運転することで、いつの間にか心地よくなっている自分がいました。
作者

スリーアローズ

Author:スリーアローズ
*** 
旅に出ましょう
それも
とびっきり寂しい旅に・・・

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