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364日野球のことを考えている監督

 昨日、夏の高校野球の地区予選の1回戦を観戦しました。特に、私のよく知っている監督の高校が出場するということで、心躍らせながら球場へと向かいました。その高校は、山間の小さな学校で、野球部員も13人。高校野球界では無名校です。それでも、監督は人生を賭けて日々指導されています。
 それが、今年はプロのスカウトも注目するような投手が育ちました。監督も自分の子供以上に(と言ったら怒られるかもしれませんが)、手塩にかけて指導されてきた成果が現れたのです。
 ところが、初戦ということもあって、その投手はあまり調子がよくありませんでした。おまけに対戦相手は1,000人規模の伝統校で、応援団の規模がまるで違い、マウンド上では大きな重圧になったはずです。調子が上がりかけた頃には、味方のエラーも目立ちはじめ、当初の予想とは大きくかけ離れるほどの大差がついてしまいました。それでも、最後までチームメイトへの配慮を忘れることなく9回を投げ終え、涙をこらえながら相手高校の校歌を聞く姿は、まぶしくさえ映りました。
 試合後、監督は、自らの采配を責めていらっしゃいました。3年生が3人しかいないチーム事情の中、最後まで腐らずに努力し成長し続けたその投手に、どうしても1勝させてやりたかったと、唇をかみしめられました。
 数年前、ラグビー部の監督をしていた時、私も似たような思いを味わいました。よく、「勝利の女神」といいますが、もしそんなものがいるとしたら、なんと残酷なのだろうと、何度も何度も嘆いたことがあります。どんなに努力しても、どんなドラマがあっても、勝てないこともあるのです。
 私は現在、そんな勝負の世界からは遠ざかっています。でも、だからこそ、監督に同情するところが大きかったのもまた事実です。今回の敗戦で、監督は「気が抜けた」といわれました。でも、彼には明日から、新チーム10人でのシーズンが始まるという現実が待っています。スポーツの指導は好きな人が楽しんでやっていると見られることもあるようですが、実際はそんな生やさしいものではありません。 
 生涯挑戦し続ける監督さんたちのことを、私は心から敬服します。
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Author:スリーアローズ
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