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夏が来た!

 毎年のことではありますが、真夏はいきなりやってきますね。昨日は、家の近くの海で花火大会がありました。今年で60周年ということで、私も幼い頃からこの日を楽しみにしてきた記憶を思い返しながら、夜空に舞い上がる色とりどりの花火を、部屋の窓から眺めました。
 それにしても、花火って、独特の風情がありますよね。これは私だけかもしれませんが、花火に見とれているうちに、なぜかとても寂しくなるのです。もちろん、ぱあっと開いたかと思うと、すぐに消えてしまう、そんな儚さが関係しているのは言うまでもありません。桜の花が散るのを惜しむのに似た感じ方ですね。
 でも私は、どうも、それ以上の感慨を抱いてしまうようです。というのも、夏という季節自体にもの悲しさを感じるのです。そして、花火はその象徴のような気がするのです。
 清少納言も言ったように、夏は夜がいいですね。田舎で育った私の心に思い浮かぶのは、線香の香り。私の実家は漁村なのですが、路地を歩くとそこはかとなく香りが漂っていました。特にお盆が近づくと、なんとなくスピリチュアルな雰囲気に包まれていたような記憶が残っています。
 そういえば、平安時代の和泉式部という女性が、「物思いに悩んでいると、水辺を飛ぶ蛍の光も、私の身体から抜け出した魂のように見えてしまうわ」という意味の和歌を詠んでいます。つまり闇に光って飛ぶ蛍は、形の見えない恋心や、魂の姿にたとえられてきたのです。
 そう考えると、花火の美しさにも同じようなことが言えるような気がします。夏の闇夜に舞い上がる火の光は、自分の魂なのかもしれない。あるいは、会うことはできないけど心の中にいる大切な人の魂なのかもしれない。感傷を誘い、もの悲しさを連れてくるのは、そのせいではなかろうか。
 そんなことを思いながら、鮮やかな火の光を瞳に焼き付けました。
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スリーアローズ

Author:スリーアローズ
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