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はかない祭り

 なぜだかよくわかりませんが、今年は「お盆って、素敵だな~」って、しみじみ思います。
 去年までは、盆休みをとるのが当たり前でしたが、今年からはお盆も普通に職場には同僚がいます。「休んでいいよ」って言われますが、皆さん一生懸命に働かれていることを想像すると、なかなかそういうわけにもいきません。だから逆に、お盆についていろいろと考えを巡らせるのかもしれません。 
 お盆とは、死者が家に戻ってくる期間のこと。だから今を生きる私たちは、集まってご飯を食べお酒を飲み、仏壇には盆提灯を飾る。外では、地元の人や帰省してきた人たちが久々に集まって、浴衣を着て盆踊りで賑わう。目には見えない死者たちと、心の中で一緒に盛り上がるようです。
 この期間がかりそめのものであるからこそ、みんな、お盆の時間が去っていくのを惜しみつつ、限られた時間を味わい尽くそうとするんですね。
 そういえば、お盆の時期には、終戦も重なりました。だから、この時期の新聞には戦争が語られ、国のために命を捧げた人々のことをも思い起こすことになる。それに、日本航空機の墜落事故もこの時期のことでした。奇しくも、お盆には死者のイメージがつきまといます。
 さて、私は、今年はまだ墓参りに行っていません。正月も風邪をひいてしまって機会を逸したので、何とか行かなければと思っているところです。
 お墓の前に立つと、いったい何人の先祖がいただろうと考えることもあります。先祖たちは一様に落ち着いた表情を浮かべ、私を見守ってくれている。生きているようでもあります。すると、今度は、今生きている自分の方が、不自然な状態にいるような錯覚さえ感じるようになります。
 生きている自分は、何でもできる。旅に出ることもできるし、仲間と食事をすることだってできる。もちろん、苦しいこともある。乗り越えなければならない壁もある。でもそれは生きているからこそ。
 そんなことをしみじみと考えることのできるお盆は、日本人としての心の原点なのかもしれません。
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Author:スリーアローズ
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