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恋人たちの夏

 連日このブログで、「曇りの日が多く雨ばかり降っている」と嘆いてしまうほど、今年の夏はずっとどんよりしていましたね。カーペンターズも「雨の日と月曜日は嫌い・・・」と切なく歌ったように、雨が降るとちょっとしたメランコリーになってしまいます。
 ところで、平安時代の美女として有名な小野小町は、百人一首にも載せられているこんな和歌を詠みました。

花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

「私が恋に悩んでいる長い間に、桜の花の色も、それから私の容姿も、すっかり色褪せてしまった」という意味の和歌です。ここに出てくる「ながめ」には「眺め」と「長雨」の2つの意味が掛けられているようです。
 とりわけ平安時代の女性には、長雨の季節は外出もままならないために、家の中に引きこもって、恋心を募らせる時間が長くなったのでしょう。窓の外に降り続く「長雨」をぼんやりと「眺め」ながら、恋人に会えないつらさを思ってはため息をつき、その分恋心を膨らませてゆく。彼女たちの物憂げな横顔が目に浮かぶようです。
 ですから、彼女たちにとっては、五月雨の時期(今の梅雨の時期)と、秋雨の時期は、つらい恋にじっと耐える時間だったわけです。特に、男性が好きな女性の家を訪れるという形で恋愛を成就していた当時においては、女性はひたすら待つことを強いられたわけですが、その分、愛する人が訪ねてくれた時のうれしさは、また格別だったはずです。
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Author:スリーアローズ
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