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トラック野郎の夢

 今日からまた、トラックでのキャラバンの再開です。
 ただ、今日ばかりは昨日の「復興の森」の達成感からくる疲れが出て、朝から身体が重かったです。それでも、トラックの薄っぺらいシートに乗り、マニュアルのシフトを入れた瞬間、よし、がんばろうか! という気持ちが沸き上がってくるあたり、私もだいぶこの生活に慣れてきたのかもしれません。
 今日は、海辺の街を走りました。今回のトラックキャラバンで分かったのですが、海辺の街って、けっこう路地がまっすぐです。海岸線に沿ってすらりと道路が走り、家が建ち並び、その中心には必ずと言っていいほど商店があります。大規模な街になると、商店街となって人々が行き交うわけですが、私がこの2週間で巡った街はそんなに大きくはなく、したがって、細々とした人々の営みが感じられる路地が多かったような気がします。
 トラックに同乗している同僚にもよく話すのですが、私は、そんな《商店のある風景》が好きです。人々の生活の匂いが感じられ、町並みに味わいがあるように思います。
 でも、私が巡ってきた商店の多くは、シャッターが降りたり、建物が老朽化したりして、廃れかけていました。そんな古い商店街の中を走り抜ける時には独特の趣があります。錆びた看板、古いロゴマーク、人気のない通り、それらが一体となって、何かを語りかけようとしているのではないかと思ったりもします。
 ただ、私はそんな光景を見て、寂しく感じることもありません。多くの人々が都会になだれ込んでいる今、そんな光景はむしろ希少価値があるように思うからです。誰もが持っている物よりも、人が持っていない物を持っている方がレア度が上がるわけです。
 先週、広島や岩国を訪れた時にも感じたことですが、町の見た目は変わっても、そこに住んできた人々の魂は、風景に染みついているのだと信じ込んでいるところが私にはあります。
 だからこそ、いつか、このような路地に再び活気を取り戻し、《商店のある風景》を再生したいと遥かに野心を抱いています。そんなことを考えながら窓を開けると、海の香りが強烈に鼻をつきました。
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スリーアローズ

Author:スリーアローズ
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