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「仲間はずれ」について

 最近、新聞記事や自分の身の回りの出来事を見て、よく考えることがあります。
 ずいぶんと前に、入社試験の面接官をしたことがあるのですが、その評価項目の中に「第1印象」というのがありました。たしかに社会人として、このことは大事な要素であることは間違いありません。その時の上司は「第1印象はぶれないから」と言い切っていましたが、これまで自分が出会ってきた人を思い起こしてみても、多少の誤差はあるにせよ、第1印象でその後の付き合い方がある程度決まることは少なくなかったようです。
 これと似た言葉に、「先入観」というのがあります。この言葉を聞くといつも、中学生の時のクラスメイトのことを思い出します。
 私たちの時代は、ちょうどファミコンブームで、大抵の家にはこの最先端のゲーム機が置いてありました。当然、学校での話題もそのことで盛り上がるわけですが、クラスの中には、その輪の中に入らない人もいます。彼も、その1人でした。
 というのも、彼はゲームなんかには全くと言っていいほど興味を示さなかったのです。彼が好きだったのは、校庭に棲む虫や、田んぼの水の中にいる生物たちでした。その好きさ加減といえば、ちょっと病的なところがあり、休み時間になると学校の池の縁でじっとしゃがみ込んで動かなくなるし、授業中はいつもノートに昆虫や魚のイラストを描きまくっていました。机の横には小さな箱が置いてあったのですが、その中にはバッタやカマキリがいて、特に女の子たちからは当然、気持ち悪がられていました。
 ただ、私は、彼のことは決して嫌ではなかった。生き物のことを語る時の彼の目は輝いていて、その道の話となると、手品師が次々と花を出すかのように、よどみなく続きました。
 そんな彼は、現在国立大学理学部の准教授として、研究の傍ら学生の指導をしています。
 つまり、「第1印象」とは「自分の目でしっかりと見る」ことによって得られる情報で、逆に「先入観」とは「周りの噂や勝手な思い込み」によって得られる情報なのだと、最近特にそう思います。  
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