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スリーアローズ・ストーリー  3

 これは今でも変わらないことですが、私は「自分の意見をきちんともっている人」が好きですし、そんな人をこそ応援したくなります。それで、その時の私は、まず動揺を抑えて、キャプテンをはじめ、監督としてチームを支える立場でいようと考えました。
 自分の意見をもつ選手は、主体的に行動することができます。ラグビーのプレーにもそれが現れました。初めて臨んだ春の地区大会は「少人数リーグ」での参加ではありましたが、1人ひとりの個人技が光り、全勝という結果で終えることができました。
 ところが、その大会が終わった頃、あれっ? と思うことが起こりました。選手たちの欠席がやたらと多くなったのです。無断欠席もあったし、中にはギターの練習に行く選手もいました。しかも、キャプテンは、地域のサッカークラブに所属していて、そこでもキャプテンをしていることが発覚したのです。彼は週に2~3日は練習を休みました。どうやらチーム全体の欠席が多いのは、このことが影響しているのだと私は気付きました。
 さらに大きな問題がのしかかってきました。8人の3年生全員が、夏の大会が終わったら引退するというのです。その学校は県下でも有数の進学実績があり、ほとんどすべての生徒がセンター試験を受験します。それに備えるというわけです。
 ただ、ラグビーはウインタースポーツです。花園ラグビー場での全国大会は、12月に開催されます。3年生が引退するとなると、全国大会予選は1・2年生のチームで出場しなければならないわけです。もちろん、それで勝てるはずがありません。
 夏の引退は、その学校では通例になっているらしく、選手たちが全国大会に興味がないという事態も、彼らにとっては自然なことのようでした。
「主体的に行動しようとする」選手たちを支援える立場でいようと思った私でしたが、何かが違うような気がしてきました。でも、私には、どうしていいのか分かりませんでした。
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