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スリーアローズ・ストーリー  6

 私がラグビーにこだわったのは、何も勝利を追求するからではありませんでした。
 高校教師であった以上、大学入試がいかに重要かということは十分に理解していたつもりです。自分の半生を振り返ってみても、センター試験が人生のターニングポイントだったことは間違いありません。
 ただ、社会人になってから特に強く感じるようになったのは、勉強だけができても人生を楽しむことができるとは限らないということです。
 20代の前半、私は1人で生きていくことができればどんなに楽だろうと憧れていました。誰かに期待したり信用したりするから、裏切られたような気分に陥るのだと。
 ところが、20代も後半に入ると、少しずつその考えが崩れてきました。自分1人でやれることには限界があると思い知らされるほど、仕事が大きくなってきたのです。それに、協力して物事を成し遂げたときの達成感は、1人だけでやり終えたときとは違う心のぬくもりが得られるのだということも少しずつ知りました。
 そしてある時、ふと思いました。私がみんなで協力して仕事をしようと考えるようになったのは、ラグビーが影響しているのではないかと。もちろん、これは何のスポーツでも、サークル活動でも同じで、高校時代に仲間と目標を設定し、そこに向かって練習を重ねるという経験は、その生徒が、将来、集団の中で自尊心を保つ上で有効な教材となるはずなのです。
 そう考えたからこそ、30歳を超えた私は、自信を持って部活動に臨みました。
 それに、もう1つ、密かにつかんでいることがありました。特に男子生徒の場合、早い段階で受験勉強だけの生活に入るよりは、部活動と勉強を両立することによって、限られた時間に集中して取り組むようになり、その結果、部活動でのパフォーマンスと学習成績が連動して、併せて向上するのだという確信のようなものをもっていました。
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