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スリーアローズ・ストーリー 36

 まともに激突してくるO高校のディフェンス陣に対し、選手たちは2ヶ月間鍛え続けてきたコアで「ずらスキル」を発揮し始めました。形勢は一気に逆転し、敵陣でのチャンスの機会が増えました。
 そして、後半開始早々、スピードに乗ったままパスを受けたS君がトライを決め、彼らはインゴールで抱き合いました。トライ後のゴールもM君が成功させ、あっという間に10対12と、2点差まで詰め寄りました。(ラグビーではトライを決めると5点、その後のゴールが成功すると2点追加されます。)
 ところが、このトライがO高校に火をつけました。賢い彼らは簡単にボールを奪われまいと、手堅い作戦を採るようになりました。ゲームはいったん膠着し、再び力と力のせめぎ合いの状態が続き、後半の中盤にはO高校のFWにごり押しされ、逆にトライを許してしまいます。私は、ベンチから立ち上がり、手に汗を握っていました。監督としてぶれてはいけないという試合前の教訓は、もはや聞こえなくなっていて、とにかくO高校に勝ちたい一心で、選手たちに向けて声をかけ続けました。
 選手たちは、トライを取られた後のわずかな時間を使い、ゴール下で円陣を組んで何かを話し合っているようです。その中心にはF君とM君、それからS君がいます。それにファイターのI君が、しきりにうなずいているのもベンチからうかがえます。
 結局O高校のトライ後のゴールは成功せず、10対17。残り時間はあと10分を切っています。すると、こちらのキックオフからプレーが再開されるやいなや、F君とI君が果敢に飛び出しました。彼らは、O高校が肉弾戦に持ちこむ前に、素早いタックルで相手を倒そうと考えたようです。ラグビーでは、倒れた選手がボールを持つことはできません。つまり、最初の相手を倒して、そのボールを奪い返そうと意思統一したようでした。
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