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スリーアローズ・ストーリー 40

 次の日の練習は、これまで以上に声が出ていました。「スポーツは勝ち負けではない」とよく言われるし、私もどちらかというとそう考えていましたが、この時初めて、「勝つことによってこそ学ぶこともあるのだ」と、選手たちを見ながらしみじみ思いました。
 その後も彼らは順調に成長を重ね、カズの予言通り5月に「コンタクトスキル」、6月には「ディフェンススキル」の課題を達成すると、チーム力は格段に向上しました。
 改めて計画表を眺めた時、月ごとの目標が系統だっていることに気づきました。コアを使って「ずらす」という個人の技能から始まり、少しずつ、仲間同士で協力して作り上げていく技能へと発展していくように仕組まれているのがよく分かりました。
 目標を1つずつ確実に習得していくことで、最終的にはすべての技能が試合の中で発揮され、やがては年間目標の達成につながるわけです。1度に全体を教えようとする練習とは違い、1つの技能が発展的なプレーに応用されていく喜びを味わうことができるし、何より、プレーがうまくいかなくなった時には、それまで学んだ技能のどこに欠陥があるかが分かるために、フィードバックして修正することができるという安心感がありました。
 つまり、カズの練習は、「言葉」で成り立っていたのです。私の時代によく叫ばれた「気合」とか「根性」という漠然とした精神論ではなく、具体的なキーワードから体を動かすように仕向けるのです。
 そのうち、選手たちの成長は関係者の間に広がったようで、GWには、広島で開催された大会に参加させていただきました。その日はカズも休暇を取ってくれ、試合が終わった日の夜、2人で「お好み村」に足を運びました。そこにはちょうど早稲田大学ラグビー部のOBが集まっていました。 
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