スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スリーアローズ・ストーリー 43

 言うまでもなくこのネーミングは、戦国大名の毛利元就が3人の息子たちに伝えた「三矢の教え」からきています。1本の矢は簡単に手で折れるが3本まとめると折れなくなる、そうやって結束することによって毛利家を守ってくれ、という教訓をもとに、「スリーアローズ」というチーム名はできあがりました。
 次に、スリーアローズのロゴを作りました。1つは新たにオーダーするチームバッグに描かれるもの、そして2つめはユニフォームに刺繍するもの、それぞれのデザインを制作することにしました。
「これはマスオの仕事やね」とカズは電話で言いました。
 マスオとは、私たちの高校時代のチームメイトであり、毎日練習が終わった後、ひたすらタックルバッグを倒し続け、その後1人でグラウンドを何周も走り込むような男でした。にもかかわらず、彼は試合に出場する機会になかなか恵まれず、しかもレギュラーを決定するための大事な練習試合では肩の骨を折ってしまい、結局最後のゲームは病院のテレビで観戦するという苦渋をなめることにもなりました。
 そんなマスオは高校時代から漫画家になるという夢を抱き続け、卒業後に単身上京し、プロの漫画家のアシスタントとして働いていました。
「その話、おもろしろそうやん」とマスオは開口一番そう言い、「久々に金とは関係ない、誰かのためになる仕事をやってみたかったんよ」と続けてくれました。
「俺には、ラグビーじゃ、いい思い出はないけど、その分強くなれた気がするからね」
 そう語ったマスオのイラストは、私たちの予想をはるかに超えるほどの迫力にあふれたものでした。さっそく臨時保護者会を開き、届けられた案の中から1つを選びました。
 ロゴを手に入れたスリーアローズは、徐々にブランド化されていきました。 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

作者

スリーアローズ

Author:スリーアローズ
*** 
旅に出ましょう
それも
とびっきり寂しい旅に・・・

最新の文章
リンク
みなさまの声
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
目次
月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。