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スリーアローズ・ストーリー 44

 通学路にはスリーアローズの青いバッグを肩にかけた選手たちの姿が見られ、保護者もロゴが刺しゅうされたシャツを着るようになりました。マスオの得意げな表情が思い浮かぶようでした。保護者会には横断幕も作っていただき、ユニフォームと同じオレンジ色の生地に「輝け!スリーアローズ」と力強く記されました。練習試合を重ねるたびにHPへの応援メッセージも増え、選手たちの間でも話が盛り上がるようになりました。
 夏休みには合宿をしました。ラグビーボールを使わない合宿。近くの宿泊施設を借りて、午前中はビデオを見てH商工のラグビーを改めて研究し、敵のウイークポイントと自分たちのストロングポイントについて、キャプテンのM君を中心に話し合いました。月ごとに最新のスキルを身につけ続けてきた選手たちには、ゲームの分析力も備わっていたのです。
 夕方には自転車に乗って街に繰り出しました。というのも、夜はカレーライスを作るというのが合宿のメインだったのです。班ごとにレシピを考えて、スリーアローズのテーマに沿ったカレーライスを作ること、これが選手たちに与えたお題でした。
 班はランダムに編成しました。日頃は控えめな下級生が急に発言力を増すなど、グラウンドでは見られない選手たちの個性が表れたりして、新たな発見ばかりでした。買い物を終えて厨房に入り料理をする姿も新鮮で、たとえば副キャプテンのF君は全く料理ができず、1年生に包丁の持ち方をアドバイスされるなどの光景に、思わず頬が緩みました。
 試食会は、保護者を招待して行いました。班ごとにプレゼンテーションをした後で食べ比べ、順位を付けました。カレーの真ん中にハンバーグを入れた「コアカレー」、チームで目指す「バナナラグビー(全員参加のラグビー)」にちなみ、バナナを入れたカレーなど、味はともかく、彼らのアイデアが十分に発揮されていました。最下位の班は、保護者への感謝の気持ちを表す寸劇をアドリブで演じさせました。中には涙を流す父母もおられました。
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Author:スリーアローズ
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