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すれ違いの人生

 仕事柄、人とすれ違うことが多いのですが、この「すれ違う」瞬間には、なかなか奥深い人間ドラマがあるように思います。
 私の職場は、トータルでは相当な数の人々が働いているので、自分のオフィスを離れて他の部署や売店に行くときには、かなりの人とすれ違うことになります。その時、たとえば遠くから素敵な女性のシルエットが近づいてくると、もちろん気になるわけです。
 しかし、だからといってその人のことずっと凝視するわけにはいかない。それで、距離が縮まるまでは、何食わぬ顔をして前に進み、すれ違う瞬間に、ほんの一瞬だけ、できれば相手に気づかれぬように、ちらりとその人の方に目を遣る。まさに一瞬芸です。
 これが、私だけかと思って、他の人に注目していると、一緒に歩いている同僚も同じことをする。すれ違う瞬間に、横目でちらっと見るわけです。
 しかも、どうも異性だけが対象ではなく、同性にもやるようです。遠くからぱっと見て気になる人には、要はどんな人にでもちらっと視線を送るのです。すれ違うわずかの瞬間に、至近距離から観察したその人の映像をしっかりと焼き付け、すれ違った後に、それをじっくりと確認しながら「あ~、素敵な人だったなあ」とか「思ったよりも、そうでもなかったなあ」とか、品定めをするのです。そうして、その映像は比較的すぐにフェードアウトしていく。
 そう考えると、逆に「すれ違わない人」には縁を感じてしまいます。
 たとえば、同じオフィスで働く人。面と向かってあーだこーだ言い合う人は、気が合おうと合わなかろうと、大なり小なり自分の人生に影響しているわけです。もちろん、職場の人間関係はどこも複雑でしょうが、互いの存在を気にしながらもすれ違っては消えていく大多数の人たちのことを想うと、目を合わせて話をする瞬間に、奇跡のような感慨を抱くこともあります。 
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Author:スリーアローズ
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