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海峡を吹き抜ける風

 今日は、山口県の下関市で、国際交流イベントの通訳を育成するためのイベントの運営をサポートしました。
 会場は「海峡メッセ下関」という大きな国際会議場の8階でした。テーブルや音響機器の設営が一段落ついた後、部屋の外に出てみると、関門海峡が一望できました。
 空はねずみ色で、海峡には風が吹き抜けていました。埠頭の間に見える小さな島が、佐々木小次郎と宮本武蔵が決闘したという巌流島ですよと地元のスタッフが教えてくれました。その島は、荒れた海の上にじっとしていました。
 そういえばこの関門海峡は、平安後期に源平の合戦の舞台だったことを思い出しました。最初は優勢だった平氏の船も、潮の流れの変化に形勢が逆転し、源氏の攻撃を受けて滅亡することになった。高校時代、そんなことを教わった記憶が甦りました。
 眼下の埠頭には大型船が停泊していて、船体にはハングルが書かれていました。目の前のホテルの屋上の手すりは、おそらく潮風にさらされたからでしょう、所々錆び付いているのも見えました。
 対岸に目をやると、北九州の門司の風景が風に揺れていました。下関よりは大きな建物が林立していましたが、それでもどこか寒そうに見えました。
 遠景の手前を数隻の船が横切っていきました。大阪方面に行く船と福岡方面に行く船が、どこか他人行儀な風にすれ違っていました。
 そうやってぼんやりと窓の外を眺めているうちに、イベントの参加者が集まり始めました。初老の男性もいれば大学生の女性もいました。たくさんの人がつながりを求めてここにやってくる、そう思いながら、会議室に戻り受付の業務に当たりました。
 窓の外では1日中風が吹き、海は荒れていました。
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Author:スリーアローズ
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