スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

焼きたての「梅が枝餅」の香り

 昨日は庭のしだれ梅がついにほころびたということを書きました。そこで今日も、梅に関する話題を続けます。
 平安時代には「匂い」の文化がありました。香を焚きつめて楽しんだり、匂いを嗅いで香を当てるゲームなども行われていました。
『源氏物語』において、光源氏の死語、「匂宮」や「薫」という人物が登場するように、当時は見た目もさることながら、匂い(にほひ)や気配(けはひ)も大事にされていました。
 恋の舞台は主に夜。今のようにLEDが輝くこともありません。女性たちは、暗闇に漂う、目に見えないものを頼りに男性を感じ取っていたわけです。
 ちなみに、古語でいう「にほひ」とは「美しさ」のことをいいますね。
 平安時代に梅の花が尊ばれたのも、匂いが好まれていたからです。かの菅原道長は邸宅に梅を植え「紅梅殿」と呼ばれるほどでした。しかし彼は謀反の罪で太宰府に流されることになる。当時、京から太宰府への流刑は、ほとんど戻ることがないとされていて、道真もそんな運命を辿るわけですが、彼は太宰府に向けて邸宅を出る時、愛でていた梅を忘れることはありませんでした。 

東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春を忘るな
(春風が吹いたら、その香りを太宰府まで運んでおくれ、梅の花よ。私がいなくなるからといって、春を忘れて咲かなくなるようなことがないようにしておくれ)

 現在、道真を祀る太宰府天満宮の参道に「梅が枝餅」のお店が軒を連ねているのも、彼と梅の深いつながりがあるのです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

作者

スリーアローズ

Author:スリーアローズ
*** 
旅に出ましょう
それも
とびっきり寂しい旅に・・・

最新の文章
リンク
みなさまの声
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
目次
月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。