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どこにでもあるけど簡単にはつかめないもの

 養老孟司氏が『バカの壁』を著した当時、東京で講演会が開かれてたまたま聴講する機会があったのですが、あの時「誰にも理解されないものは個性ではない」と何度も強調されたその言葉が今でも残っています。
 というのも、そもそも「個性的」であることは「一般人の理解に収まらない」ことなのではないかと、あの時私は違和感を覚えたのです。
 それが、あれから10年以上経ち、いろいろな人との出会いを繰り返す中で、あの言葉について改めて考えるようになりました。たとえば、正しいことを言っているけどどこか冷たい人や、高い職位についているのはいいが高圧的で思いやりに欠ける人や、人なつっこいのだけど差別的なところがある人など、普段接していて「あれっ?」と首をかしげることがたまにあるのです。
 もちろん、完璧な人間なんていないし、完璧でないからこそ人間が人間でいられるのですが、そういうロジックとは別に、何やら残念な気持ちにさせられてしまう人がいる。
『源氏物語』のテーマの1つに「因果応報」があります。光源氏がつかんだ栄光にも、それから晩年の失意の日々にも、すべてそれまでの彼の行動が影響しているというのです。
 同じく、どこかに「あれっ?」と残念な気持ちにさせられる人には、必ずそのことが原因となって、いつか何かが起こる。逆に、この人はすごいなと感心させられる人にも、それ相応の成果が必ず現れる。
 そう考えると、「個性」とは、すこぶるわかりやすいものなのかもしれない。誰もがしたいと思ってためらっていることを簡単にできる人や、誰にでもできそうなことを誰にもできないくらいに地道に積み上げることのできるような人こそが、養老氏の言わんとする「個性的な人」なのではないかと、今になってそう思うようになりました。 
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