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満開の強さ

 2年前に、芥川賞作家である村田喜代子氏とお会いする機会がありました。その時、小説の話をたくさん聞くことができたのですが、特に印象に残っているのが、「正確に描写することは案外難しい」ということでした。
 たとえば、花が散る場面を描く時、河川敷を吹き抜ける風が桜の花を散らせてひらひらと舞い落ちるというのはいかにもありがちな光景だが、じつはリアリティに欠けるのだと。
 花をよく観察してみると、風で簡単に散るのではなく、散る時が来て初めて散るのだと。そうして、散った花びらはそんなに美しいものではなく、地面に落ちてぐにゃぐにゃになってしまうのだと。
 この作者の小説を象徴するかのような生々しい話に、新鮮な驚きを覚えたのをよく覚えています。
 今日はずいぶんと風が吹いていましたが、庭のしだれ梅の花は、しっかりと枝についていました。

IMG_7176.jpg


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