スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

赤い髪の素直さ

 今日は講演を依頼されました。相手は640人の高校生。久々の学校です。
 こう見えても私は元高校教師なわけですから、大勢の生徒の前で話すことくらいお茶の子さいさい! といきたいところでしたが、この1年はデスクワークと一般市民の方々を対象としたイベントを運営していたために、今日は思わず圧倒されてしまいました。
 しかも体育館の屋根には大雨が叩きつけ、しかも彼らは学年末試験が終わったばかりだったらしく、なんとなくお疲れ気味で、序盤から苦戦を強いられました。
 それにしても、最近の高校は「先進的」ですね。特に私立高校の環境ときたら、めざましいものがあります。施設の新しさはもちろんのこと、生徒の中には留学生もいました。それどころか、後ろで立っている先生方にも海外から来られた方がいて、一昔前の、いわゆる「学校的」な文化に慣れ親しんだ私からすると、戸惑いに満ちてしまいました。
 さて、その中で、少し気になる生徒がいました。彼は最前列に座っていて、隣には金髪のアメリカ人らしき生徒がいました。彼は講演のはじめからそのアメリカ人の生徒とひそひそ話をしていて、しかも髪は赤みがかっていました。
 10年前と違って、今は髪を染めることはあまり流行っていないようで、だから彼はよけいに目立っていたわけですが、それ以上にその落ち着きのなさが気になりました。
 ところが彼のプリントを見てみると、そこにはきちんとメモが取ってありました。「グローバル社会だからこそ、自国の文化を大事にする」という講義のポイントがしっかりと書き込まれているのが見えました。
 彼の目は疲れていました。試験勉強で精根尽き果てたことの疲れとは少し違うようでした。そういえば、高校教師だった頃、こういう目をした高校生をたくさん見てきたことを懐かしく思い起こしました。講義が終わった後、彼は、にこりと笑ってくれました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

作者

スリーアローズ

Author:スリーアローズ
*** 
旅に出ましょう
それも
とびっきり寂しい旅に・・・

最新の文章
リンク
みなさまの声
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
目次
月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。