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コロンブスの卵 その5

 人間とは、つくづく厄介で、そして逆に「分かりやすい」存在なのだと思います。
 どんな人も弱くて強いプライドを抱え込んでいる。それを表に出す人もいれば、出さない人もいる。だから、人は見かけでは判断しづらいところもあるが、心の奥は基本的に同じなのです。いくら時代が進化しようと争いがなくならないのは、そのせいです。
 それが分かっているのなら、私たちは「あきらめる」ことによって、これまで見えなかった世界を見ることができるかもしれない。「あきらめる」こととは肩の力を抜くこと。私はあなたと好んでケンカをしようとしているわけじゃない、ただ私は、自分が可愛いがために、自分を守ろうとしているだけなんだ、ということを認めればよい。
 相手にその思いが伝われば、相手の心の鎖をほどくこともできる。そうか、じつは私も、あなたに傷つけられるのが怖かっただけなんだ、と。
 こちらが悪口を言えば相手も言い返す、拳を握れば握り返す、武器を持てば応戦する。逆にケンカをしていた人が仲直りをすると、以前にも増して親密になるのは、ケンカの収束によって、安心するからにほかなりません。
 新約聖書の中に「汝の敵を愛せよ」と語られていますが、おそらくはそういうことを言っているのではないかと思います。
 そう考えると、弱くて脆いプライド同士は、もしかすると、惹かれ合うのかもしれない。最後には、人は人を恋しがるのはそのことを物語っているのではないでしょうか。
 人は弱いからこそ誰かを必要とする。これは、国境や文化の垣根を越え、共通なのかもしれない。私たち人間がまだ「発達途上」の存在なのであれば、戦うよりもまず受け容れるという発想の転換をしてみてはどうかと、グローバル時代の少子社会を生きる今、そんなことを考えるのです。
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Author:スリーアローズ
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