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 田川ヒロアキさんとは、20年以上のつきあいです。
 もっとも、数年前にメジャーデビューしてからは会う機会が減り、電話をかけてもなかなかつながらない状態が続いていますが、私が彼のことを忘れることはありません。彼の活躍をいろいろな場所で知るからです。
 田川さんは、「盲目のギタリスト」として紹介されますが、私としてはその呼び方に物足りなさを感じています。
 もちろん、盲目であることが、田川さんの音楽性を高めたという側面はあるかもしれません。しかし、彼の偉大なところは、音楽的センスだけではないと私は思います。いや、センスを持ったミュージシャンはなら、日本中たくさんいるはずです。
 まだ駆け出しの頃、田川さんは、杖をついて、点字ブロックを頼りに、電車や新幹線に乗って移動していました。ライブもMDウォークマンをアンプにつなげて、すべて1人でこなしていました。私が初めて勤務した高校では、無料ライブを開いてもくれました。
 あの時、高校生から「そんなに上手く弾けるようになるには、1日どれくらい練習しなければならないのですか?」という質問を受けた時、彼は笑顔で「僕は、練習しなければいけないと思ったことはないですよ」とあっさり答えました。
「どうにかしてこの曲を弾いてやりたいという思いだけで練習してるんです。そうやってチャレンジしている間はとっても楽しい。楽しいから僕は続けてるんです」
 今朝、地元のFMラジオで久々に彼のエレキギターを聞きました。20年前から超絶的テクニックをもっていましたが、現在の演奏には、訴えかけてくるような味わいが加わっていました。彼の演奏は、あの頃からすると、きれいにまとまるのではなく、むしろつかみどころがなく、大きく、荒々しく、若々しくなっていました。
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Author:スリーアローズ
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