スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

世の中を動かす人 その1

 先日の夕方、出張帰りに丸ちゃんの家の前を通った時、久々に電話をかけてみることにしました。彼にしては珍しく、呼び出してすぐに電話に出ました。
「久しぶり」と彼は言いましたが、その言いぶりからは彼がまさに「取り込み中」だということが窺えました。中学校教師である彼のクラスで問題が起こったようでした・・・
 丸ちゃんとは高校1年生の時に同じクラスになり、私と同じ田舎の中学校の出身だったということもあってか、すんなりと仲良くなったような気がします。
 ラグビー部に入部した私にとって、丸ちゃんはラグビーを離れた気さくな話ができる貴重な友達でした。特に彼は日本史に強く、模試でも高得点を叩き出していました。将来は教師になりたいという同じ目標を持っていたこともあり、意識し合って勉強する仲でした。
 ところが彼は、センター試験で思うような結果が出ませんでした。それで、卒業式が終わった後も制服を着て、高校の進路室で受験対策をしていました。結局、遠く離れた四国の大学に入学することになり、そのまま連絡が途絶えてしまいました。
 丸ちゃんとの再会は、4年後、教員採用試験でのことでした。自分の意思を貫こうとする姿勢が前面に出ているあたり、高校時代と全く変わっておらず、なんだか安心しました。
 丸ちゃんは私よりも先に教員試験に合格ました。私の方は就職浪人をすることになり、中学教師という激務をこなす彼とは再び連絡が途絶えていたのですが、3年前、思いもよらぬ場所で再会しました。
 高校ラグビーの監督を退き、失意の中、卓球部の顧問となっていた私は、孤独感に苛まれていました。ある大会の日、会場の体育館のロビーで円陣を組むいかにも強そうな中学生のチームがありました。中心には、ソファにふんぞり返っている指導者が見えました。恐る恐るその指導者に目を遣ると、なんと、丸ちゃんではありませんか!
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

作者

スリーアローズ

Author:スリーアローズ
*** 
旅に出ましょう
それも
とびっきり寂しい旅に・・・

最新の文章
リンク
みなさまの声
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
目次
月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。