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季節の変わり目に

 ゴールデンウィークを直前にして、ようやく本格的に春らしくなってきました。
 それで、今日は、クローゼットの奥で防虫シートに包まれていたサマースーツを登場させることにしました。
 これは私の思い込みかもしれませんが、男性用のスーツは冬物をメインに作られているような気がします。ウールをふんだんに使っている分、光沢や重厚感が出て、これぞスーツという感じの仕上がりになるわけです。
 そこへ持ってくると、サマースーツは通気性が重視されるあまり、生地自体がスケスケで、ばしっと着こなすにはやや力不足の感は否めません。とはいえ、着心地の方は逆にとても快適で、心まで軽快になります。
 この軽さが、私は好きです。
「軽い」という言葉について、たとえば「軽い男」というような不名誉な言われ方をすることもありますが、私にとってこの言葉は、誠実さを連想させてくれます。
 かの松尾芭蕉も、俳句の作風としての「軽み(かろみ)」を大切にしています。広辞苑第六版によると、軽みとは、「移りゆく現実に応じたとどこおらない軽やかさ」。つまり、「ありのままに、さわやかに、すっきりと」というところでしょうか。
 薄手のサマースーツを着ると、風を身近に感じることができます。スラックスに足を通し、ジャケットを羽織った瞬間、いつも以上に背筋がすらりと伸びたような気がします。
 平安時代の殿上人たちは、季節や時間帯、あるいは儀式などの場面に応じた着こなしをすることによって、さまざまな意味を表現しました。時代は変化し、服装もずいぶんと簡略化されてきたわけですが、それでも、私たちの生活にとって、着るものは大切な意味をもつのだと、改めて感じさせられます。
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