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ほんとうの自分について

 職場の同僚を見てみると、マスクをしている人が多いようです。
 ひょっとして、免疫力が落ちる時期なのかもしれません。GWの間に、4月からの疲れがふっと出てきて、連休明けにもう1度スイッチを入れようとして無理をしてしまう。だから身体の方がストップをかけるわけです。いわゆる「5月病」というやつです。
 身体は心よりも正直ですね。
 近代は理性の時代であると、特に西洋では考えられているようですが、さすがの理性も身体の正直さの前には勝てません。
『源氏物語』に六条御息所という強烈なキャラクターの女性が登場します。彼女は元々は皇太子妃だったのですが、夫の死後、世間から身を隠すかのように生活していました。
 もう2度と恋などしない、もしそうなれば『人笑へ』の対象になりかねない、頑なに心に決めて生きていたのに、光源氏と出会ってしまう。
 身分も境遇も違う光源氏が自分に振り向いてくれるわけはないと諦めながらも、そうやって理性でブレーキをかけようとすればするほど、光源氏に惹かれてしまうわけです。
 そのうち光源氏は訪ねてくれなくなります。彼女は毎晩胸を焦がしながら恋人の再訪を待ち望むのです。それでも源氏は現れない。彼女は光源氏の正妻である葵の上に激しい嫉妬を覚えます。そうしてまた、そういう負の感情を抱く自分に嫌気がさしていた。こんなことでは情けないと、燃えるような感情を理性で抑え込もうとしたのです。
 ところがある日、ついに魂だけが抜け出し、物の怪となって、葵の上に憑りついて、光源氏に語りかけるのです。物思いに悩む魂は、こうやってあなたを求めてさまようのですよ、と。
 人間無理をしすぎると、自分でも予期しない方向に進んでいくのかもしれません。
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スリーアローズ

Author:スリーアローズ
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