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雨にぬれても

 昨日は大雨でした。地域によっては記録的な豪雨に見舞われた所もあったようです。
 私は午後から、夏に行われるイベント会場の視察に1人で入り、担当である救護関係の施設の状況を確認してきました。大雨洪水警報が出ていたにもかかわらず、雨は落ちていませんでしたが、無事視察を終えてセブンイレブンでアイスクリームを買った直後に、どかんと降ってきました。
 ワイパーを使っても払いきれないほどの雨の中、クーラーの効いた車内でアイスクリームをなめながらハンドルを握りました。
 職場の駐車場はオフィスから徒歩で15分ほど離れていて、その道すがら、温水シャワーのような雨の中を、傘を差して歩いていると、そういえば、雨の日はうつむきながら歩くことが多いという当たり前のことが頭をもたげました。
 たとえば、石川啄木も歌ったように、空を見上げると、心が開かれたような気分になります。「上を向いて歩こう」の世界です。逆に、うつむきながら歩くと、ふさぎ込んだような気分になる、そうすると、内向的になって、いろんなことに思いを馳せるわけです。
 古典の世界では「長雨(ながめ)」は「眺め」につながります。降り続く雨を眺めながら、ぼんやりと物思いにふけるという意味です。「わが身世にふる ながめせしまに」という憂鬱を詠んだ小野小町の和歌が有名ですが、古来から雨の多い時期を過ごしてきた日本人は、降りしきる雨を見ながら、物思いに沈んできたのでしょう。
 私も、雨の中、オフィスへ続く小道をうつむいて歩きながら、これまでの人生の想い出や、これからのこと、そしてこれまで関わってきた多くの人の顔が浮かんできました。
 日本人は繊細で、どこか内向きな性質をもっていると私は思っていますが、その精神性は、今の梅雨の時期と関係しているような気がします。だとすれば、この降りしきる雨も、生きてゆく上で大切な意味を与えてくれるのだと思いつつ、濡れた足を前に運びました。
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