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季節が変わる音

 ボサノヴァの似合う季節になりました。
 これまでいろいろなボサノヴァを聴いてきた中で、私の耳には小野リサの歌声がいちばんしっくりとくるようです。
 ボサノヴァの発祥はブラジルだと言われていますが、その音楽には日本的な世界が含まれているとよく思います。潮風を含んだ旅愁とでも言いましょうか、日本にいてふっと感じる情景をボサノヴァに感じることがあります。それが、小野リサが歌うと、日本的情緒がほどよく加味されて、あたかも日本発祥の音楽のようにも聞こえてきます。
 とくに秋に聴くボサノヴァは、過ぎ去った夏をゆっくりと思い出させてくれるようで、ことのほか身に沁みます。今年の夏も暑かったなあ、たくさん汗をかいたなあ、想い出ができたなあ・・・と。
 風がほんの少しだけ冷たさを運んでくれるこの季節、まだまだ日差しは強いのですが、音楽によって季節の変わり目にふと気づかされることがあります。
 そういえば、平安時代の初めに、藤原敏行という歌人が素敵な和歌を詠んでいます。

秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる

 秋が来たと目にははっきりとは見えないけれど、風の音の中にふと実感される、という和歌です。
 もちろん、意味も素敵なのですが、それよりも、ここに並べられている言葉の響きが、まるで1つの音楽のように美しいなあと、この時期になると思わず口ずさんでしまいます。
 さしずめ、「平安時代のボサノヴァ」とでも言いたくなりますね。
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Author:スリーアローズ
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