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グレイな空の下で

 高校時代によく聞いていた岡村孝子の曲を今になってまた聞くようになりました。
 岡村孝子と言えば「あみん」のメンバーで『待つわ』をヒットさせた歌手です。あの曲も、「他の誰かにあなたが振られるまで私は待つわ」というドロドロした内容で、たとえば『愛は勝つ』のような応援ソングではないですよね。
 岡村孝子の「したたかさ」は、高校時代には理解できなかった部分で、だからこそ今改めて聞いてみるとその歌詞の「勢い」がけっこう新鮮だったりします。
 有名な『夢をあきらめないで』も、そういう意味では100%スカッとした歌詞ではないことに気づきます。で、この曲が収録された『リベルテ』というアルバムの1曲目にはアルバムタイトルと同じ名前の曲が入っています。
 この曲には「モラル」という言葉が象徴的に繰り返されます。高校生の頃の私はなぜこの歌手がこの言葉にこだわるのかよく分からないところがあって聞き流していたのですが、今じっくり聞くと、社会の中で真面目に生きていると結局モラルの中に収まっているだけのつまらない自分がいた、ということを歌っている、つまり、真に自己実現するためにはモラルを越える勇気がいるのだという、彼女なりの決意表明として理解できるのです。
 その後この歌手は売れっ子となり、人生経験も重ねる中で曲調もだいぶ変わっていくのですが、若い頃の「トゲのある」歌詞は、今の私のカンフル注射となっています。
 もちろん、モラルの中にいることは近代市民として基本的な生き方です。ただ、他人や自分を傷つけることを恐れるあまり、すべて守りに入ることはある意味安全ですが、1度しかない自分の人生を生きるためには、モラルを越えることも時には必要かもしれない、そんなグレイなことをふと考えたくなる気分なのです。
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Author:スリーアローズ
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