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夢をあきらめない

 先日、職場のエレベーターホールで、ある課の副課長とばったりと出会いました。その方が今年の県の美術展で大賞を取ったことは、すでに新聞で知っていました。
 その方とは、去年イベントの推進室にいた時に、復興関係の仕事を一緒にしたことがあります。真夏の会場に設けられた猫の額ほどのエリアに、福島、宮城、岩手に自生する木を植樹して、震災復興を世界にアピールしようという企画でした。
 あの時副課長は、下っ端の私のオーダーにも丁寧に応えてくれて、当日は会場に足を運んでボランティアスタッフと一緒になって海外からの来場者の応対に汗を流していました。
 そんな副課長が美術展で大賞を受賞し、戦争の哀しみを抱えた子供が描かれた大きな油絵と一緒に写っている記事を見て、びっくりさせられました。まさか、この方が制作活動をしているなんて、そんなことすら知りませんでした。
 日頃の激務の中、一体いつ絵を描いているのですかと聞いたところ、「じつは近くにアトリエを借りていてね、仕事が終わって、毎晩8時から11時まで引きこもってるんですよ」とどこか照れくさそうに言われました。
「家に帰るとどうしても眠くなるから、仕方ないんです。家族も諦めてますよ」
 そう続けた瞳には、光が走りました。作品に描かれた子供の瞳がふとよぎりました。
 仕事に夢を重ねる人生もあるでしょう。その一方で、どこまでも突き詰められた趣味がいつしか夢になることだってあるはずです。
趣味が夢となる、それは、瞬間瞬間を自分らしく生きてきた証であるとも言えそうです。
 せっかくこの世に生まれてきた以上、夢を追い続けていたい、副課長と別れた後、1人のエレベーターにはそんな余韻が残りました。
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Author:スリーアローズ
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