あけましておめでとうございます。
みなさま、どんな新年をおすごしでしょうか?
私は、去年は親戚が続けて他界したことをうけて、初詣は自粛です。毎年のように親戚で集まって新年を祝う宴会をしていましたが、気がつけばいつのまにかそういうこともなくなってしまいました。
小さい頃から、お正月はみんなで集まるものだと思い込んでいたので、なんだか、時の移り変わりを感じます。よくよく考えれば、これまで「当たり前」だったことも、どんどん「当たり前」ではなくなっていきます。そして、そうなった時に初めて、「当たり前」だった時間の尊さが身にしみます。そしてまた、時間は2度と戻ってこないという事実をひしひしと感じさせられます。
よく「1周年」とか、「10周年」とか言いますが、「周」という漢字の意味を考えてしまいます。
幼い頃、時間とは未来に向かって延々と続くものだと思っていましたが、今は少し変わってきました。
グラウンドを何周も走るイメージ。私たちは1年かけて、走ったり歩いたりして、それぞれの生活を1周するわけです。そうして何年か経って振り返った時、同じような時間の歴史が何周も残されている、そんなものかもしれません。つまり、人生とは反復であるとも言えそうです。
だとすれば、その反復をむしろ楽しむことができるような人間になりたいと思います。きっと、その中には何か秘密が隠されているに違いありません。
お正月って、そんなことをしみじみと考えさせられる「節目」でもありますよね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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