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キラキラ 289

 すっかり固くなった僕の性器が奈月の口に吸い込まれた瞬間、次なる感覚が沸き上がってきた。それは「哀しさ」という言葉に一番近いような気がした。いったい何が哀しいのだろうと思うが、いろんな哀しさが複雑に絡み合ってできあがっている感情なので、その根源にあるものはすぐには特定できない。それで、またもや僕は面倒臭くなってしまった。
 ただ1つ、目の前の奈月の姿が哀しげだということは間違いなかった。彼女は大地にしゃがみ込み、僕のズボンを下ろし、愛撫している。その姿を見下ろしていると、罪悪感さえ感じてしまう。だが僕はすぐにはそれをやめさせようとはしない。なぜなら、哀しげな奈月に慰められる僕もまた、哀しい存在に違いなかったからだ。互いの哀しさは相殺され、昇華されていた。
 だからか、彼女の奉仕は心の底から癒しを与えてくれた。油断すればいつでも射精に導かれそうなほどだった。さっき心の奥で崩れ落ちてしまったものがいつのまにか全く別の形で整理し直されたようだ。
 すると奈月は口の動きを止めて、しゃがんだまま僕を見上げ、「私もなめてください」とささやきかけてきた。もちろんそれは僕の望むところでもあった。だが、一方でさっきのホテルでの記憶がある。あの時奈月は、忘れられなくなるからと一線を越えさせようとはしなかったのだ。
 それで僕は「いいの?」と念を押した。奈月はすんなりと「なめてください」と言ってきた。その姿は、やはり、哀しげだった。
 僕は奈月を連れて森の中まで歩き、杉の大木に彼女をもたれさせて、今度は自分がしゃがみこんだ。奈月の性器はすでに濡れに濡れていた。あまりに濡れていたので、何がどうなっているのか一瞬わからないほどだった。そこに舌を挿入した時、奈月は信じられないくらいに大きな声を出した。人が来たらどうしようかと思いもしたが、ここには誰も来ないという妙な確信もあった。
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